名前の通り「葉」に多く含まれるビタミンで、葉酸は新陳代謝や細胞分裂が活発な組織で必要なものです。
サジーに多く含まれている葉酸はほうれん草の「葉」の部分から発見された事によりそう命名されました。
葉酸の効果・効能
●神経管欠損症(NTD)など胎児の先天性奇形の予防
●心臓病の予防効果
●肺ガン、直腸ガン、子宮頸ガン予防
●貧血の予防
●母乳の出を良くする
などが挙げられます。
葉酸は何に多く含まれているかというと、最初に書いたほうれん草だけでなく、ブロッコリーやレタス、キャベツ、豆類(枝豆、空豆、インゲン豆)、レバーなどが挙げられます。つまり濃緑色野菜や葉物野菜に多く含まれています。
葉酸だけを摂っても充分な効果が発揮できません。
なぜなら、この葉酸は、ほかのビタミンと一緒に摂取しなければあまり体に効果的ではないからです。
またB6,B12,ビタミンC以外のビタミンやミネラルも間接的に関係してくるので、結局、葉酸を単独で摂るという考え方ではなくバランス良くいろいろなビタミン,ミネラルを摂っていくことがとても大切です。
そして気を付けなければならないのがB12の不足です。B12は貝やレバー,マグロ,のりなど動物性の食品に多く含まれるビタミンで葉酸が含まれている野菜にはほとんど入っていないからです。
葉酸の効果
その1:葉酸は赤血球を作るビタミンであり、葉酸が不足すると正常な赤血球が作れなくなり貧血の原因になってしまいます。
その2:子宮頸がんの予防です、ある医療グループによると葉酸を投与すると子宮頸ガンの発生率が1/2から1/5に低下したと発表しています。
葉酸が不足すると細胞分裂やDNAの複製が正常に行えなくなります。
日本人の食生活では葉酸は不足しにくいといわれていますが急激に変化する食生活や野菜の栄養価不足により葉酸不足になってしまう危険は充分考えられます。
飲酒や経口避妊薬の摂取で葉酸は消費されてしまいます。特に飲酒量が多い人は葉酸不足になりやすいので注意が必要です。
葉酸不足で起こる貧血は、葉酸が不足しだしてから4ヶ月後頃に症状として表れてきます。そのためなかなか気づきにくいのが葉酸の欠乏症です。
葉酸の欠乏症
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神経管欠損症(NTD)のリスクが高まる
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重度の貧血
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疲れやすい
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精力減退
などが挙げられます。
日頃から葉酸の摂取を気にかけていくことが大切だと思われます。