ビタミン不足、という言葉をよく耳にします。
ビタミンが足りてなくて体の調子が悪い。なんてこともよく訊きますが、そもそもビタミンって何なのでしょうか?そしてなぜビタミン不足と呼ばれる現象が多く起きているのでしょうか?
ビタミンと呼ばれるものの条件
1.人の体の中で作れない、あるいは作れたとしてもごく少量である
2.必要量自体は少ないけれど、人の体には必要不可欠である
3.不足すると欠乏症と呼ばれる病気状態になる
というのが上げられます。
そして、驚くべきことに、人にとってはビタミンであるものであっても、ほかの動物、例えば犬にとってみたらビタミンではない、というものが多々あるのです。
そう、ビタミンとはビタミン物質というものではなく、先ほどの3つの条件を満たしたものを総称して呼ぶ呼び方なのです。
ためられるビタミン、ためられないビタミン
また、注意点として、人間が必要とするビタミンには体にため込むことのできるビタミンと、ため込むことができず毎日摂取しないといけないビタミン、の二つに分かれるという事も覚えておかないといけません。
ため込むことのできるビタミンを脂溶性ビタミン、逆にため込むことのできないビタミンを水溶性ビタミンとよびます。
人間にとってのビタミンと呼ばれる物質は13種類ありますが、そのうち4種は脂溶性、残りは水溶性です。