
酸っぱくて、ほのかに甘い豊潤サジージュース
サジーってご存知ですか?
ほとんどの方は知らないと思います。ぼくも知らなかったです。
両親がサジーを原料にしたジュースを飲んでいて、配達された箱の中に入っていたパンフレットとかを見て、ふしぎな植物だなあと思ったのが、サジーの第一印象です。
酸っぱくて、ほかでは飲んだことのない味(ちょっとくさい)
でもこれはなんだか栄養がたっぷり入ってるんだろうなあと思いました。
サジーを検索していると、いろいろ商品を売ってる会社とは別に、日本サジー協会というのがありました。
日本サジー協会のページにのっていた「サジーに含まれる栄養素」について調べてみたことや疑問に思ったことなどをまとめてみました。
読んでいて楽しい!かというと、そうでもないかと思いますが・・・これさえ読めば、いろいろ調べなくても(笑)サジーに含まれるビタミンや鉄分のはたらきがよくわかる!というようなホームページにしたいと思います。ぜひ、サジージュースを飲みながらおよみください。
それはそうと・・・
きっとサジーを知らない人のために・・・・
ちょっとサジーのことを調べました。
1.サジーは生命力の強い植物です
サジーはヨーロッパやアジアを中心に自生しているものが多いそうです。
日本では北海道の一部などにしか自生していません。サジーの種や、苗なんかもあまり見ません。なので私たち日本人にはなじみのない植物です。
2.サジーは真冬に果実をつける変わった植物
ユーラシア大陸を中心に世界中で自生するサジーのなかでも、いちばん栄養価が高いといわれるのは「ビコアサジー」。
ビコアサジーの原産地、内モンゴルの蛮漢山(ばんかんさん)は、標高の高い砂漠地帯で、真冬になると、植物は枯れてしまいます。一面が砂嵐の吹きすさぶ厳しい環境です。
サジーはその砂地に立ち、燃えるようなオレンジ色の実をつけます。
まるで山が燃えているようだと、地元の人は言うそうです。
3.サジーの鋭いトゲが、収穫の邪魔をする
サジー果実の大きさは5mmくらい。小豆のような大きさです。
ポリフェノールや抗酸化成分がたっぷりふくまれたオレンジ色の実は、冬を生き抜く動物たちの貴重な栄養になります。さむくて、乾燥した土地に住む鳥や野生動物は、サジーの実を食べているから生き延びることができるのかもしれません。
サジーは漢字で「沙棘」と書くくらい、鋭いトゲが果実の周りに生えています。サジーを食べる小動物には問題ないのですが、私たち人間にはやっかいなものです。真冬の収穫時には刺さらないように注意しながらの作業が、とても手間を取るそうです。
4.サジーのもつふしぎな力:まわりの植物を生かす力
サジーの根は、ちょっと変わった生え方をするようです。
ふつう植物は地面深く根を張っていくものが多いのですが、サジーの根は、横に横にと伸びていきます。そしてその根は砂漠の砂地を横に伸びていき、土地を安定させます。
サジーは、自分のまわりの環境を「植物にやさしい環境」にかえていきます。
サジーの根には「放線菌」という種類の菌があり、空気中から、植物が生きるために必要な「窒素」をとりこむことができるのです。そして、その窒素を肥料に変えることができるのです。
自分の生きる場所を砂漠化から守り、自分だけでなく周りの植物も育つような栄養豊富な良い土地へ変えてゆく。サジーにはそんな素敵な力があるのです。
5.サジーはチベット古典医学書の中に登場します
四部医典という大昔(8世紀(約1200年前)の医学書にサジー(学術名:ヒッポフェア・ラムノイデス)は薬草とし紹介されています。西洋的な医薬品のない時代に、漢方薬のように薬効を認められ、人々の暮らしに貢献してきたのでしょう。
いかがでしたか?サジーに興味がわいてきましたか?
厳しい環境に育ちながら、周りの環境を改善しながら、人間にとってとても重要な栄養素を200種類以上も持っているなんてやっぱりすごいと思うのです。
サジーの栄養素紹介